ヴァンクーヴァーのすぐ西隣には、とても大きなヴァンクーヴァー島があります。その最南端にあるヴィクトリアはいまでも英国の雰囲気を色濃く残す貴重な町として大切に保存されています。大きなフェリーでの一時間半の船旅は心地よく、船のレストランやビュフェは国際色豊かな沢山の人達が軽い食事と会話を楽しむ絶好の場所となっています。
かってセメントの製造で財を成したブッチャート家の女主人が、セメント原料を掘り出したあとの醜い大穴をなんとかしようとして思いついたのが、その大穴を美しい庭園にすることでした。大金持ちですから、乗組員付きの立派なヨットを使い、世界中の国を回って樹木の苗を集めにあつめそうです。はっきり言えば、密輸行為ですね。月日が経ち、いま訪問者が息を呑むような大美園になっています。まさに吸い込まれそうな美しさでした。
もちろん、このブッチャート・ガーデンにも立派なコーヒーハウスがあります。ここでも、美味しい深煎りコーヒーと英国風パイを食し、心とお腹の栄養としました。また他の建物では、本格的な英国式アフターヌーンティーを楽しめるようになっていました。ほんとに旅って感動的で、心を熱くしてくれるものですねー。コーヒーの仕事をすればこその、ラッキーさです。