珈琲紀行 26 フランス (2013年1月) www.cafe-terasse.com

125年前にゴッホの描いた「夜のカフェ」のモデルをアルルに訪ねました。
日本の浮世絵に感嘆したゴッホが日本に近づこうと、この町に来たのでした。


成田からKLM便でアムステルダムのスキポール空港まで飛び、5時間待ちで
ニースへと狭い飛行機でサンドイッチ風のものと飲み物をもらい移動しました。


「夜のカフェテラス」でカフェを楽しむ
 
ゴッホの跳ね橋のモデル。巨大です

1888年にゴッホが描いた「夜のカフェ=夜のカフェテラス」のモデルとなった
カフェはアルルの町のほぼ中心にある広場(フォルム)に面しています。
訪れたのは未だ朝のうちで、店は閉まっていました。ぜひコーヒーを飲んで見た
かったので一回りして再び来て見ると、赤いドアが少し開いていました。躊躇せず
ズカズカと入っていくと従業員らしい若くて綺麗な女性が数人いたので、「テラスで
コーヒーを飲みたい」と伝えると、遠くからここを目当てにやって来たのを察して
くれたらしく、快く受けてくれました。

コーヒーを待ちながら周りの様子を眺めると、ゴッホの絵にあるような白くて丸い
テーブルを置いてあります。店の向かいには今も街路樹があり、公共広場も
当時のままです。絵の右の方にあった洋品店らしきお店はホテルになっています。
でも、町並みは当時とほとんど変らず、ゴッホの居た125年前の佇まいを残しており、
彼が見たのと同じ風景の中に自分がいる、と感激してしまいました。
このカフェの名は、今「カフェ・ヴァン・ゴゥ」と観光客向きに変えてありますが、
絵に描かれた頃の名は何だったのか、知りたいものです。

フランス南部の町=アルルからどんどん北上して、あのモン・サンミシェルを訪ね
ました。モン・サンミシェルはかなり遠くからでも見えるのですが、冬のフランスは
薄暗い上、いつもの小雨に煙ってぼぅっと浮かび上がっておりました。この修道院
は人気の観光地で、世界遺産ですから、何でもかんでも全てが高くつきます。
参道に入ってすぐ内側に有料トイレがあるのですが、普通は25セント位の心付け
を置いてくるところ、ここではガラス張りの窓口の向うにオバサンがいて、トイレに
入る人から2ユーロ先取りしておりました。

参道は登り坂道になっていて、両側にはびっしりと土産物店が軒を連ねています。
この坂の右側にあるレストラン(BLanc何とか)で昼食をとったのですが、この店も
やっぱり高い。極めつけは、この店の中にスズメが数羽遊んでおりましたが、来客の
予定のあるテーブルにはパン篭がおいてあります。なんと、スズメ達はこのパンを
エサにしているようでした。
いま私達のテーブルにあるパンも同じ状況にあったのだと、容易に想像できました。

○余談
行きのKLM便の隣の席には、K-1ファイターのレミー・ボンヤスキーが坐っていました。
黒のスウェット姿で、長い足を持て余すようにして持参のパソコンで映画を楽しんで
いました。何か宗教的な制約があるのでしょうか、CAと食事のことを何度も話して
いるようでした。
時どき前の方の席から歩いて来てレミーに声を掛けていたのは、ピーター・アーチ
です。白のティーシャツに黒のスウェットパンツをはき、リラックスした様子でしたが
手を負傷していて、白い包帯を巻いていました。
12月31日の日本でのファイトで指を痛めたらしいです。