首都として220年間にわたって栄えたアンティグァも、
今から227年前に起きた大地震のために大きな被害を受け、
現在のグァテマラ・シティーへと遷都されました。
アンティグァには、日本人が「グァテマラ富士」と呼ぶ火山「ボルカン・デ・アグァ」があります。
その姿形・高さも殆ど本物の富士山と同じで、ちょっと嬉しい氣もするのですが、この火山の火口に溜まって居た大量の水が1773年の地震で流れ出し、街を壊滅させたそうです。現在でも、街のあちこちに歴史的な遺跡があり、その修復が日々なされています。
当然、コーヒー生産の本場、しかも世界的に評価の高いグァテマラ国ではどんなコーヒーが飲まれているのか、を知ることも今回訪問の目的の一つでした。
噴水とパティオのあるコーヒーハウス「カフェ・フエンテ」を訪ねてみました。
「カフェ・フエンテ」はパティオを囲む回廊部分がコーヒーを楽しむスペース、その廻りの部屋部分には、ギャラリー、民芸品のお店、ツーリスト・エージェント等があり、いろいろな目的で人の集まる楽しい空間になっています。
内心ワクワクしながら、「ごく一般的なコーヒーを、、」と注文すると、何と「アメリカン、、」を奨められたので、薄い水っぽいコーヒーではなく「普通のコーヒーをお願いします」と言うと、「これがスタンダードです」とのことでしたので頼んで見ました。
運ばれてきたコーヒーを見ると、水っぽいようでもありません。口にして見ると、深い焙煎から生まれる良質の芳香、
しっかりとしたコク、抑えられた酸味。大好きなタイプのコーヒーでしたので、ついお代わりをしてしまいました。
一杯が4.5ケツァール、80円ほどでした。
一般家庭では、お湯の中にコーヒーの粉を入れて煮る「ボイル式」で抽出することが多いとのことでした。