珈琲紀行 20 スリランカ (2006年11月) www.cafeterasse.com

ここには特別な山はないのですが、前回のダージリンと同じく紅茶の名産地で、
有名な「ウバ(現地の人は、ウワと発音する)」の茶は絶品の噂があります。


スリランカはインドの南にある島国で、北海道より少し小さく人口1900万です。
又「タミール解放の虎」のテロリズムが頻発し、軍・警察は神経質になっている。


圧倒的存在感のあるシギリア・ロック
 
ここを登る。天にも昇る心地ぞする

スリランカ航空UL-461は午後2時に成田を離陸。スリランカ上空を飛び越えて
1時間半後、ダイビングで人気のモルディブに着陸。沢山の人が降りて機内は
がらがらになるが、機内待機1時間の間にどやどやと黒く日焼けした日本人の
若者達が乗り込んで来て、先ほどと同じ満席状態になってしまった。
その後また1時間半引き返して、やっとスリランカに着陸したのですが、ホテル
到着は日本時間で翌朝の5時頃、そして数時間後には起床でありました。
当然、朝からむっつり状態。やっばり飛行機はダイレクトにかぎりますねぇ。

スリランカで断トツに素晴らしいものは、あのシギリヤ(ライオン)・ロックだ。
459年〜477年までアヌダープラ地方を治めた「狂気の王・カーシャパ」は
それまで仏教の修行の場であったこの岩山の上に宮殿を築いた。
岩壁には「鏡の壁」と呼ばれる仕掛けがしてあり、遠くからはこの岩山が
見えにくくなっていたと言う。

岩壁の途中にある洞窟では、
世界遺産にもなっているあの豊満な
美女たち「シギリア・レディ」のコ惑的な眼差しが眩しい。
見事な胸ときゅっと引き締まったウエスト。
1500年以上も前にこのような女性たちが居たとは、、。
一説では、王の妻達を描いたものだと言う。
写真撮影は許されているが、フラッシュは禁止だ。
年配の方に、「すみません、このカメラのフラッシュが
作動しない様にして下さい」と頼まれてしまった。
今のカメラは性能は良いが、複雑すぎて困る。
ここまでたどり着くには、岩壁に打ち付けられた
鉄の階段を上る。階段はだんだんと狭くなり
マジで巾15cmなんて所もある。上は肩幅くらいか。
鉄の階段の隙間からは下が見えて恐ろしい。
岩の頂上までやっとのおもいで上ると、宮殿の跡が残っているだけだが、
見渡せばずっと遠くまで緑が続き、とても美しい。

PS
2008年1月1日のテレビ東京「古代文明ミステリー」では、
新説として、「シギリア・レディは雷と雨の象徴である」という見方を
紹介している。
また、外部の絶壁の部分にも「美女の絵」があることを示し、
紫外線などの影響で劣化が激しく、水を掛けると浮かび上がる
状態であることを放映していた。

美女といえば、「ラーマヤーナ」に出てくるラーマ王子の妃であるシータ姫。
彼女が略奪されて、囚われていたのは「ランカー島ことスリランカ」
のことだっだのですねー。
そこへ ラーマ王子を助けてハヌマン軍が攻め入り、ハヌマンは
激しい戦いの最中に顔を黒く焼かれてしまったのでした。
このようにアンコールワットの大回廊のレリーフやネパールの寺院の屋根
に立つハヌマン像との関連が出てきました。
大叙事詩には史実が織り込んであるのですね。

スリランカといえば、象。
いま、野生の象があの小さな島国に2000頭もいるそうです。
私達は、車で町から町へと街道を移動するわけですが、なんとその街道に
野生の象が佇んでいるのを2回も見ることができました。
危険だ、と言う理由でバスを止めて見ることはできませんでしたが、
これは感激でした。ケニアでも出来ない体験でした。

スリランカにも、「象の孤児院」があります。
親をなくした仔象(だんだん大象になる)
を保護しているところですが、なんだか
暗い感じがするのが気がかりでした。
行って見ると、ちょうど象達が久しぶりに
近くの河に水浴びに出かけるところでした。
大きいの、小さいのが整然と列をなして
行進する様子はなかなのものです。
河に入ると、仔象たちは大喜びで
はしゃぎ回り、跳ね回り、潜ったりと大変です。

大人の象の一部には観光客に愛嬌を振りまき、一緒に写真に納まったり
して金を稼ぐ働き者もいました。また皆が岸辺近くで遊んだり、眼を細めて
ゆったりとしているのに、一人はなれて河の中程まで行ってしまい
象使いに怒鳴られている象もおりました。