首都ナイロビから真北へ少し行くと、アバーデァ国立公園があります。むかし動物の観察に使われていた谷間に、発展的木造ロッジ(The Ark Lodge)が建てられており、車の入れる道からは木製の橋が架けられています。この辺りはジャングルのようになっており、ケニアのなかでも貴重な森林地帯だそうです。
ロッジのすぐ傍には水場があり、夕方になるとゾロゾロと集まってくる動物達の様子が部屋の窓から手に取るように見え、暫くは目を疑う思いでした。これなら、遠くから遥々とやって来るだけの価値はあります、今までの疲れが一瞬で吹っ飛んでしまいました。
いくつもの違うクループの動物達が、夕方から明け方まで入れ替わり立ち
代り集まってくるので、小競り合いや象とクロサイとの睨み合い、
バッファローとの駆け引きなども発生し、此処は動物園じゃないぞと、はっと我に返り実感する始末でありました。
このロッジから動物達を夜間撮影する時には、ストロボなどの使用は禁止となっています。その準備として、ASA800以上のフィルムと三脚が必要です。