珈琲紀行 6

スペインコーヒー事情
どこへ行ってもエスプレッソ、それが美味しいんです〜
Me gusta mucho el cafe de Espana.



スペインのコーヒーは、どこへ行ってもエスプレッソ・コーヒーです。そうです、先ず蒸気を通してコーヒーの粉を膨らませ、更に熱湯を通して抽出するやり方です。粉は焙煎の深いものを少なめに使います。ここでも、前回訪れたカナダ西部と同じように、とても美味しいコーヒーを楽しむことができました。思えば、かってのスペインの植民地のほとんどの国でコーヒーが栽培されていますから、当然の結果としてコーヒー文化が早くから根付き、花開いた国といえます。


人気メニューは、カフェ・コン・レチェ(ミルクコーヒー)で、どこで飲んでも一杯100円くらいです。小ぶりのコーヒーカップに砂糖を添えて手渡されます。濃厚なコーヒーとミルクの優しさが融合して、馥郁とした香りが口いっぱいに広がります。ああ、美味しかったなーっ。

ブラックコーヒーは、カフェ・ソロ と言うそうですが、飲んでいる人はあまりいないようです。他に、大きめのウイスキーグラスに入れられて出 てくる コルタド は人気があってよく飲まれています。少しだけミルクの入ったコーヒーです。いずれも 美味しくて、安くて、量が少ないので、バルを見つけると又すぐに一杯、という文化です。ついでに、これはコーヒーとは関係ないのですが、女性がくわえタバコで颯爽と歩いているのが印象的でした。 美味しいコーヒーと煙草は禁断の木の実のようなモノですからね。

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