珈琲紀行 16 チュニジア (2004年11月) www.cafeterasse.com

アフリカ最南端は、南ア共和国のアガラス岬で
最北端は、チュニジアのブラン岬であることがわかりました。


北部の古都カルタゴは地中海に面し、南部はサハラ(砂漠の意)に接する。
日本の半分の国土に1000万の人達が住み、訪れる日本人は年間8千人ほど。


大塩湖・横断道路は40キロにおよぶ
 
名前は忘れたけど、美味しい卵料理

成田からイタリア・ミラノまで12時間ちょっと、、
飛行機を乗り換えてチュニスまでは2時間ほどで到着した。
アラビア語とフランス語の世界で、英語は先ず通じないが、
学校では英語教育をしているので、すぐに日本以上になるでしょう。
私を見ると、「ジャポネ、ジャポネ」と声を掛けてくれる人が多く、その笑顔も
本物のように感じられました。
海外を旅行して、中国人に間違えられないことは、とても珍しいことです。
また、治安も想像以上に良いようでした。

どの町に行っても、大通りには必ずカフェがあり
ウイスキーグラスのようなものに入ったコーヒー前にを
男達が通りの方を向いてのんびり座っている。
値段は、田舎の町で45円くらい、大きな町で100円くらいだ。
タメルザ渓谷行きの観光列車が出る「メトラウイ駅」の近くの
カフェで驚くほど美味しいコーヒーに出遭った。
1杯目はあっという間に飲んでしまったので
2杯目をすぐに頼み、やっと写真を撮るという始末だった。
あまりの美味しさに名前を聞いてみると、
フランス語で、「Capucino avec Lait NESTLE」だと解ったが、
「ネスレ」が何なのか、頭をひねってしまった。
とにかく、強いコーヒーの香り、コク、それに弱い甘みもあった。
*インスタントが入っているのかな、と思ったりもした。
あとで知った作り方は、先ずエスプレッソを少しいれる、
次に、ネスレ-コンデンスミルクをたらし、更にその上に泡立て
ミルクを盛って、綺麗な3層にするのだった。
これを丁寧によく混ぜ、少しずつ舐めるように頂くのが作法なり。
深焙煎のコーヒーとコンデンスミルクとの組み合わせは
ベトナムをはじめ、多くの東南アジア諸国で見られる飲み方である。
しかし、その上に泡立てミルクを載せるのは初めてだ。
コンデンスが甘い香りを漂わせ、コクを提供する。
泡立てミルクが口当たりを柔らかくし、心を誘う。
深煎りコーヒーが情熱を掻き立て、人を狂わせるのだった。

*インスタントコーヒーには、強い香料が混ぜてあることがある

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