珈琲紀行 7 ・ トルコ(3)

トルコ・コーヒーと花嫁・・・・・・・・・・・・・・・?
A Story on the Turkish Coffee




トルコの家の一番高い部分、大抵は煙突の上に空瓶が置いてあることがあります。これは「年頃の娘がおります」と言う合図だそうです。実際に私も見たことがあります。女性達は余り外には出ないので、この様にしてお婿さんを募集する必要があるのです。さて、このサインを見て花嫁探しの男性が訪れると、この家の妙齢の女性が早速「トルコ・コーヒー」を作って出します。そのとき、訪れた男性を気に入ると砂糖を、パスのときには何と、塩を入れて意思表示する、と言うから辛らつです。世界は広く、そして厳しいーっですね、、。


雪のパムッカレ・・・・・・・・・・ターキッシュ カプチーノ?!

イスタンブールのちょうど真南に「パムッカレ」と呼ばれる名勝があり、世界遺産にもなっています。地中の石灰が温泉と共に吹き出し、付近を白く覆っています。それでも 雪の白さには敵いませんが、そのコントラストはまるでカプチーノ・コーヒーのようにも見え、感激してしまいました。雪がホイップミルクで、ベージュの表土がコーヒー、そして丸く湾曲した石灰棚がカップそのもののようでした。時として、大自然は見事な偶然を見せてくれます。写真では上のほうに、裸足になった人たちが浅い温泉の中を
歩き回っている様子が黒く点々と見えます。

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